高齢者への「読み語り」について、専門家・山花郁子さんから学ぶ講習会が、6月16日に瀬谷図書館で開かれ、18人が受講した。
この催しは同館と瀬谷区役所地域振興課の共催、区社会福祉協議会の協力。同館では、乳幼児・大人・高齢者と異なる世代を対象にした、「読み聞かせ」「朗読」「読み語り」ボランティアの養成を目指している。今回の講習会はその第1弾にあたり、7月12日までの全4回。受講者はグループに分かれて、絵本や紙芝居、歌や手遊びを組み合わせたオリジナルプログラムを作り、福祉施設で披露する。
講師の山花さんは、東京の図書館司書や公民館長などを歴任し、子どもの読書活動優秀実践者として文部科学大臣賞を受賞したこともある。その一方、介護体験を元に、高齢者への読み語りにも取り組んでいる。
初日となった16日は、プログラム作成や役割分担決めなどが行われ、参加者は聴き手の介護度に合わせた構成を考えたり、「七夕」など季節に合わせた作品選びについて話し合った。山花さんは「読み続けるのではなく、時々は立ち止ることも大切」と指摘。「文字は見えていますか」「声は聞こえますか」などと声掛けするようアドバイスした。
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