瀬谷区剣道連盟三ツ境支部で指導を行う、宮沢在住の三崎恭裕(やすひろ)さん(46)がこのほど剣道最高段級位の八段に合格した。今回の合格者13人中、最年少となる。
合格率が1%以下の場合も多く、難関と言われる剣道八段。受審資格は七段合格後10年以上修行し、年齢が46歳以上という条件を満たしている必要がある。
剣道八段審査会は京都市体育館で5月1日と2日に開催。初日に受審した三崎さんは2月に46歳の誕生日を迎え、七段取得から11年が経過していたこともあり、八段に初挑戦することを決めたという。
一次の実技審査について、「あまり覚えていない」と三崎さん。自宅に戻り、映像を見て初めて自分の動きを把握したというほど、当時は集中していた。二次で合格した8人が最終審査の日本剣道形へ。その後結果が発表され、同日受審した875人のうち合格者8人の一人に見事選ばれた。合格率は0・9%だった。
見本となる行いを
審査を振り返り、「合格は自分だけでは達成できないこと。ホッとした」と心境を語った三崎さん。神奈川県警察本部警務部に所属し、現在は関東管区警察学校で教官として指導にあたっており、週1回は三ツ境支部で稽古をつける日々だ。「子どもたちと一緒に練習する中で、自分も頑張らなければと思えた。すべてにおいて見本となれるよう、八段に恥じない行いをしていきたい」と意気込んだ。今後は10月に愛媛県で行われる国体に、神奈川県代表で出場する予定。
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