横浜瀬谷ライオンズクラブの会長に就任した 小林 信宏さん 西区在住 40歳
若さと伝統、ともに大事に
○…横浜瀬谷ライオンズクラブ(LC)に入会して約5年。7月から会長に就任し、新たな1年がスタートした。昨年は7人が新規入会し、会員は18人に増加。一段と活気も出てきた。「設立から40年以上経つが、代替わりもうまくいっている。他クラブにはない若さを活かしつつ、献血や薬物乱用防止の標語活動など今までの伝統も継承し、次世代へと繋げていきたい」と意気込んだ。
〇…出身は緑区。「法律を学び、仕事に活かしたい」という思いで神奈川大学法学部に進学。就職氷河期を経て人材派遣会社に就職したが、「入ってから、今で言うブラック企業だということに気づいた」。入社2カ月で退職を決め、学生時代から勉強していた社会保険労務士の道へ。自身の経験に加え、家族が失業した際に充分な手当がなかったことなども志すきっかけに。「制度があっても、うまく活用する方法を知らないといけないと痛感した」。アルバイトと勉強を両立し、2年目の挑戦で合格した。
〇…現在は、西区で社労士事務所の代表を務める。仕事柄、企業のトップと接することも多く、「まずは社長が会社をどうしたいのか。根幹となる思いを聞くこと」とモットーを語る。仕事の縁から、瀬谷LCに入会。普段から、外から瀬谷の街を見る視点を意識している。事務所名に入れた「和道(わどう)」にはLCの活動に通じる思いがある。「経営者と労働者の調和関係。この互いに役立ち合うという関係性は、奉仕の考えにもつながると思う」。個人では出来ないことを、LCを通して取り組み、役立ちのサイクルを作りたいと願う。
〇…2歳になる娘と過ごす時間が何より楽しい、と笑顔を見せる。「子どもの成長期は取り返せないので、なるべく一緒にいたい。子どもたちの将来のためにも、良い社会にしたいという気持ちで、LCの活動にも取り組んでいきたい」。一期一会を大切にしながら、思いを形にしていく。
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