長さ57cm、重さ30・2kg。どっしりとした”ジャンボすいか”が8月1日、井上耕二さん(68)=宮沢在住=の畑で収穫された。家庭菜園を10年以上続けてきた井上さんも、この大きさに育ったのは初めてだと言い、「どんどん大きくなっていって驚いた。1カ月かけても食べ切れないと思う」と笑った。
井上さんがすいかの苗を植えたのは今年4月。ラグビーボール型に成長するという大玉すいかの苗をホームセンターで購入し、竹村町にある畑で他の野菜と一緒に植えた。「特別な育て方をしたわけではない」というが、収穫時期に達していない段階で相当な大きさに。7月中旬頃には、農作業仲間も驚くほどに成長した。同時に植えた「でんすけすいか」は15個ほどの実をつけたが、”ジャンボすいか”は1つのみだった。
収穫後、井上さんは妻と二人で協力し、落とさないよう自宅まで慎重に運んだ。体重計で量ると、重さ30・2kg、胴回りは約1mで、大人が抱えて持ち上げるのがやっとの大きさだった。
「皆と同じものより、違うものを作ってみたかった」。すいかの予想以上の成長と、周囲の反応に頬を緩ませた井上さん。鳥取県の実家は農業を営み、井上さんが幼い頃からすいかを生産していたという。農作業は「毎日何かしら変化していて楽しい。旬の物を一番先に味わえる」と話し、来年も同じ苗を買い、どう育つか様子を見てみたいと期待を寄せた。
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