瀬谷区内で今年に入り、放火(疑い含む)が相次いでいる。8月30日までに阿久和南や宮沢などで20件発生しており、過去5年ごとの発生件数を既に上回っている。瀬谷消防署では、「放火されない環境づくり」が重要だとして、区民に注意を呼び掛ける。
消防「狙われにくい環境を」
同署予防課によると、2012年〜2016年の放火発生件数は、疑いも含め4〜18件で推移していた。今年は既に20件発生。空気が乾燥し枯れ草が増える2月に5件続いたほか、8月にも4件あった。いずれも延焼するケースは無く、死傷者もいなかった。出火元は枯れ草や家のゴミなどで、夕方から夜にかけて多く発生しているという。
地域別にみると阿久和南(10件)が多く、雑草地が広がる県営団地周辺で続いているという。8月は阿久和南だけで、22・23・25日に立て続けに計3件発生した。また、宮沢も7件と多くなっている。
こうした状況を受けて同署では、本署や中瀬谷・下瀬谷・阿久和の各出張所の消防隊が巡回パトロールを展開。また、自治会・町内会の集まりで注意を呼びかけたり、掲示板に啓発チラシを貼るなどしている。
対策のポイント
同署では放火を未然に防ぐ対策として、家の外にゴミや、古くなったタイヤなど雑物を放置しないことを挙げる。防火性の無い自転車カバーが狙われることもあるという。集積所へのゴミ出しは夜間を避け、指定時間に合わせて行う。また、放火犯の侵入を防ぐために門扉を閉めておくことや、家の周囲を明るくして暗がりをつくらないことなども対策になる。
職員は「放火させない環境づくりが大事。もし、火災を見つけたら消防に、不審者を見かけたら警察に通報して下さい」などと話す。
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