創立40年目を迎えた県立瀬谷西高等学校(須田敏勝校長)で10月27日、記念式典が開かれ、出席者らが40年の歴史を祝った。式の中では在校生と教職員がそれぞれ作った記念ソングが披露され、大いに盛り上がった。
瀬谷西高校は1978年1月に創立した全日制普通科高校。40年間で1万2774人の卒業生が同校を巣立った。現在は3学年27クラス、1062人が学んでいる。校訓の「夢と希望の実現」に沿ったキャリア教育にも力を入れており、2年前からは、課業時間内の携帯電話など電子機器使用を禁止に。生徒らのコミュニケーションの活発化につなげているという。
同校体育館で行われた40周年記念式典では在校生や教職員、PTAの役員などが出席。須田校長は、「40年という歴史の重みを実感しています。今後ますます地元に愛され、卒業生が誇りに思える学校をめざしてステップアップしていきましょう」とあいさつした。
式の進行が生徒会の生徒に移り、記念品を順番に紹介。その後、全校生徒に募集した記念ソングの発表が行われた。「Call me」と名付けられた曲は平山龍聖さん(1年)が作詞と作曲を担当。「歌手が夢」と語る平山さんは、中学生の頃から曲作りを行っていたという。瀬谷西高らしさを出すため、歌詞に「海軍道路」など、学校周辺の景色や建物を入れ込んだ。
式典当日はギターを片手に、全校生徒の前で自ら歌を披露した平山さん。「緊張した」と言うものの最後まで力強く歌い上げ、生徒からは拍手と歓声が起こった。「学校のために曲を作るのは初めて。良い経験になった」と笑顔で語った。
もう一つの記念ソングは、軽音楽部を指導する木下晃介教諭が作詞作曲。「移りゆく季節と共に」というタイトル通り、歌詞は季節の流れを意識。「瀬谷西高校を一人称に、中庭やひのきなど学校の象徴となる言葉を入れました」とこだわりを語った。軽音楽部の部員らとともにバンドスタイルで披露。疾走感のある楽曲で式を盛り上げた。
このほか、学校広報用ゆるキャラとして製作した「せやにしいくぞう君」=写真右=もステージで初披露。須田校長は「キャラクターを通して、学校を身近に感じてもらえたら」と話した。
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