中小企業の発展を促進する横浜市販路開拓支援事業の認定会社が、10月26日に発表された。瀬谷区からは、放送用機器などを開発・製造する(株)プロスパー電子(本郷/松本久代表取締役)が選ばれた。
この制度は、販促活動の経費などを助成することで、販路開拓や商品PRを支援するもの。市政での活用が見込まれる販売開始5年以内の商品を対象にした「トライアル発注型」と、社会課題解決につながる商品や技術を選ぶ「販促活動支援型」の2部門に分かれる。今年度は18社の申請があり、審査を経て、各部門で3社と9社が対象となった。プロスパー電子は、販促活動支援型での選出。
放送現場などで重宝
認定商品は、複数の映像・音声信号をスイッチ一つで簡単に切り替えることができる、電源不要のSDI信号切替器。放送業者が取材現場などで使用する。電源を必要としないことが大きな特徴で、特に屋外での映像確認や簡易編集に重宝されているという。
アナログから3Gbpsという高周波デジタルまで幅広い信号に対応しており、信号入力数は最大6。小型で、重さも大きなもので400gと軽量だ。
同社の田島清隆営業部長によると少なくとも7〜8年前には開発した製品で、信号入力数の増設やスイッチの操作性など改良を重ねてきた。今は放送業者を主な取引相手にしているが、今後は、社会課題解決につながる防災や医療など他分野への進出も計画しているという。
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