東京大学史料編纂所教授で、テレビドラマの時代考証などにも携わった歴史学者・本郷和人氏が11月24日、市立下瀬谷中学校(小平勝成校長)で講演会を行い、武士誕生の経緯や鎌倉幕府の成り立ちについて、持論を展開した。
この講演会は、生徒が歴史の理解をより深められるようにと、同校PTA(太田和男会長)が設けたもの。生徒や職員、保護者らが体育館に集まり、本郷氏の話に聞き入った。
本郷氏は講演で、武士の世が鎌倉から江戸時代まで700年近くにわたり続いたことが、「日本史の大きな特徴である」と強調。土地や家、家族を守るために武装した人々が「武士」となり、そのリーダーがいわゆる「将軍」になったと、生徒たちに分かりやすく説明した。また歴史の話に加えて、自身の学生時代を振り返りながら「1人でも多くの友達を作ってください。それが将来の財産になります」などと語りかけた。
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