身近な自然について学ぼうと、瀬谷市民の森で11月22日、南瀬谷小学校(福田美穂校長)の3年4組が総合学習を行った。児童らは「和泉川源流を楽しむ会」のメンバーによる案内で、源流を目指して森を散策した。
同クラスでは、社会科の街探検がきっかけで和泉川に興味を持ち、実際に川の源流を見ることになったという。当日は「瀬谷環境ネット」の代表としても活動する宮島行壽(ゆきとし)さんらが講師となり、市民の森の自然や、和泉川に生息する生き物について説明。「瀬谷区では3種類のホタルが見られる」などの話に、児童らは熱心にメモを取るなど集中して聞き入っていた。
森を進み、和泉川の源流とされる場所へ到着すると、児童らは湧水が滲み出している箇所をじっくりと観察。「この水の性質を伝えるために何を調べれば良いか」という問いかけに、水温や生息する生き物のほか、水量を調べるという声が上がり、実際に1分間計測することに。あっというまに水が増えたため、予想以上の湧水の豊富さに児童らが驚く場面もあった。
宮島さんは「森を知ることで、大事にしようと思ってもらえたら嬉しい」と話し、児童からは「今度は家族で森を歩いて観察してみたい」などの感想が上がった。同クラスでは今後、どのようにまとめるか検討したいとしている。
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