横浜市が11月24日、市内の河川で美化活動などに長年取り組んでいる「水辺愛護会」を対象とする表彰式を中区で行った。瀬谷区からは「和泉川東山の水辺愛護会」(沼倉文志会長)、「和泉川源流を楽しむ会」(清水靖枝会長)、「本郷せせらぎ愛護会」(間宮忠夫会長)の3団体が、20年の表彰を受けた。
水辺愛護会は河川・水辺をきれいに保ち、愛護意識を育むため美化活動を行う有志団体。市が1997年度に始めた事業で、現在は92団体が地域の自然環境に合わせた独自の取り組みを展開している。瀬谷区内では10団体が名を連ねる。
和泉川東山の水辺
活動場所は、和泉川沿いの東山橋から中橋。会員26人が清掃やパトロール、東山ふれあい樹林の紫陽花などを手入れする。川沿いのトイレの管理も担う。
今泉衛副会長は表彰を受けて、「高齢化が進んでいるので、これからは若い人にも参加してもらえる団体を目指したい」と意気込んでいる。
和泉川源流を楽しむ会
1981年に発足した「瀬谷の緑を育てる会」が前身で、現在の会員数は13人。和泉川の源流である瀬谷市民の森を活動拠点とし、定期観察会の結果を森の掲示板で紹介し、その魅力を発信し続けている。また、源流で絶滅しかけていた蛍の保護にも取り組む。
「和泉川源流の素晴らしさを伝え続けていきたい」と清水会長はコメントした。
本郷せせらぎ
本郷第2と第3自治会の住民24人が集まり、瀬谷中央公園と大門川せせらぎ緑道で活動する。定期的な除草・清掃に加え、緑道沿いの紫陽花やサツキを手入れしており、会員らは書籍やビデオで栽培方法の研究に励んでいるという。
間宮会長は「紫陽花やサツキを見て喜ぶ人の姿が、何よりの喜びです。これからも続けていきたい」と抱負を話す。
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