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地域の子育て支え50年―― 原幼稚園(阿久和西) 大樹目指し「根っこ」育む 教育理念や歴史 石井園長に取材
「原幼稚園」(運営/学校法人平成学園)が創立50周年を迎えた。同園では、人間という「樹」がたくましく成長するには、「根っこ」を育むことが重要だとしている。その理念、歴史や将来について石井和則園長=写真=に話を聞いた。
Q―50周年のお気持ちは
A―当園は、農業を営んでいた祖父・嘉一と父・嘉昭が1968年に創設しました。近隣保育園の閉園を受け、地域に幼児施設が無くなってしまうことを憂い、一大決心をしたそうです。50年の節目に当時の資料を読み返し、改めてその苦労を知り、2人の幼稚園教育にかけた熱い思いを継承していくことを誓いました。
Q―「根っこ」とは
A―「読み書きができた」「英語を話せる」といった目に見える変化も大事ですが、幼児期に重視すべきは目には見えない「心=根っこ」の成長です。深く地に根を張る大樹は、強い風にもびくともしません。人間も同じだと考えています。
Q―根っこを育む為どのような教育をしていますか
A―五感で体験することを念頭に置きながら、健康で元気いっぱいに過ごすための「体づくり」と、優しさや自立心を育む「心づくり」を行っています。2007年からは「態度教育」として、挨拶・返事・履物・立腰(りつよう)(腰骨を立てる姿勢)・食育を導入し、人間の土台作りを習慣化しています。
Q―2011年には認定こども園に移行しました
A―地域の子育て世帯を支えるため、近くに創設した「原保育園」と連携し、幼児教育と保育を一体的に展開しています。保育のお子様も幼児教育を受けることが可能になりました。
Q―今後の意気込みを
A―これまで続けてこられたのは、保護者や職員、地域の皆様のご支援があったからこそ。今後は、園児・保護者・地域が元気になれるよう、当園から明るい話題を発信していきます。
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