任期満了に伴う統一地方選が4月10日投開票で行われ、泉区選挙区からは横浜市議会議員に4人、神奈川県議会議員に2人が選出された。当日の有権者数は12万4300人。投票率は市会が49・71%、県会と県知事選は49・72%と、いずれも50%割れとなった。
■市議選
トップ当選の横山勇太朗氏(みんな)は、昨年の補選を2度戦い、特に2度目は114票差の僅差で敗れており、3度目の正直となった。「しがらみのない立場から是々非々で進めたい。すでにお預かりしている陳情もあるので取り組んでいきたい」と話した。翌日には、昨年他界した元市議の父、栄一氏の墓前で当選を報告した。
昨年の補選に続き出馬した元旭区市議の梶村充氏(自民)は今回の自民党人気が追い風となった。3月の総決起大会には安倍晋三元内閣総理大臣が応援に駆けつけたり、菅義偉衆議院議員が4度にわたり区内をまわるなど「自民党挙げて1議席を獲得しよう」という思いが形となった。
昨年他界した中島憲五元市議の遺志を引き継ぎ、昨年の補選で泉区初の女性議員となった麓理惠氏(民主)は「女性の視点を最大限に生かし、横浜から災害に強い街づくりを見直していきたい。横浜市中期4か年計画を実行することで、長期にわたる被災地支援を」と、当面の方針を話した。
泉区からの選出市議としては最もベテランとなる4期目の源波正保氏(公明)は、前回に続く4番目での当選に「厳しい戦いだった。1万票を超えたことに感謝したい。区民の相談をしっかりとやってきたことが実を結んだと思う。災害対策を、しっかりとリードしていきたい」と話した。
松本秀一氏(民主)と宮本千恵美氏(共産)は浮動票の獲得が多く得られず、敗戦と考えられる。
■県議選
2万3317票と圧倒的な強さでトップ当選した石井源眞氏(自民)は「景気経済の回復と自然エネルギーの復興を訴え、区民に信任いただけた。2期目となる今度は、泉区民に絶大なる恩返しをしたい」と、支援者を前に喜びを表した。
前回統一選は無投票のため、石井氏同様、初めて区民から選出された松本清氏(民主)は「もう一度、県政にチャレンジできることに感謝。地域の要望や皆さんの生の声を形にしていくことで(県議会に)送ってよかったと思われるように」と、2期目の抱負を話した。
みんなの党系無所属として出馬した沢村裕美氏(無所属)は、松本氏と2013票差で涙をのんだ。
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