泉区長に5月1日付で就任した 高橋 和也さん 区内在住 58歳
区政にスパイス加える
○…横浜は開港150周年を迎えたが、泉区には鎌倉文化からの歴史や奈良時代から記録があり「歴史に彩られた街」と分析する。鉄道2本や環状4号線の開通、長後街道の拡充など、街の変遷を区民として見てきた。「大都市だけどふるさとがある」、「古きと新しきが調和し、水や緑が豊かな田園風景のある泉区が大好き」、「これだけ大きく姿を変えたところは泉区だけでは」などと話す言葉は区民ならではだ。
○…京都で生まれ、父の仕事の関係で「魚がおいしくて、砂浜がきれいな海水浴場があった」瀬戸内海の神島(こうのしま・岡山県笠岡市)で育った。横浜国大工学部建築学科で都市計画について学び、市では建築職として活躍する。最初は、都市開発局の新本牧開発担当に。戦後の香りが残る米軍住宅跡地は、流行の最先端、丸井が出店する街に変貌し、バブル期には特に注目を集めた。
○…みなとみらい地区の開発に3度からむなど、都心部の開発に多く携わったほか、建築局では阪神大震災を契機とした密集市街地の防災まちづくりなどに尽力してきた。区長としての意気込みは「まちづくり文化や福祉、子育てを含めた、総合的に泉区の力を高めたい」。そのためには「地域の力が必要」とし、区内12連合町内会から選ばれた泉区地区経営委員会と同地域協議会を両輪に、もっと進化させたいと目論む。
○…昨年度はAPEC・創造都市事業本部長として活躍。「アフリカンフェスティバルよこはま」を機にコフィ実行委員長から叩き方を教わったアフリカの太鼓「ジャンベ」のレッスンに通う。「あのリズムが体に染みついて」とハマっているようで、いつか区民に披露をと促すと「初心者ですから」と笑う。ジャンルを問わず食べ歩きも好み、区内のあの店はと話すと大概、答えが返ってくる。区制25周年を迎えるまちに「趣味は泉区」と話す区長が、素敵なスパイスを加えそうだ。
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