昨年の泉区火災件数は37件(前年比5件増)、救急件数は6486件(同476件増)と、いずれも増加したことが泉消防署の調べ=表=で分かった。救急は軽傷での救急要請が大幅に増えたことが要因とみられる。
火災は種別で「雑草」が、原因で「たばこ」が、いずれも一昨年0→昨年8件に。放火(疑い含む)は一昨年14→昨年10件と減ったが、深夜から早朝の時間帯が多く、枯草やトイレットペーパー、ボディシート、自動販売機などが燃やされた。
市消防局は放火防止対策として、家の周囲にある燃えやすい物の点検や整理、ゴミの出し方などの注意喚起をしている。
火災の早期発見につながる住宅用火災警報器の区内設置率は約70%とみられるが、泉消防署によるとまだ未設置のところが多いという。警報機が鳴ってから119番通報という例が少ないことからも延焼防止等に期待ができ、早期の設置を呼びかけている。
救急は一昨年比で107・9%の中、一般負傷が109・1%、その他が117・1%と軽傷での要請が目立った。
市消防局によると、病院へタクシー代わりに救急車を利用するケースもみられ、事故や重症患者の搬送といった適正利用に支障を来しているという。
今年1月1日から12日までの区内件数(速報値)は火災3件(建物1、その他2)、救急211件(急病136、交通事故15、一般負傷44、その他16)と、昨年比で増加傾向にある。
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