高齢者施設(地域の高齢者)と児童・生徒との交流・活動を深めようと「老学連携」を進めている特別養護老人ホーム緑園都市睦愛園(志澤秀一施設長)で2月3日、交流強化や地域支援への関わり方などについて考える座談会が開催された。
山北高校と大磯高校で校長を務めるなど、教育現場に長く携わった志澤施設長が企画したもので、初の開催。那須野教恵横浜緑園総合高校長、桃井陽子緑園西小学校長、山下豪大岡津中学校副校長が参加した。
「お互い交流の中から、何かを生み出したい。子供の成長の場であってほしい」と考える志澤施設長は、各校体育祭等への看護師派遣、車いす操作や介護方法を児童・生徒に伝える介護士派遣、同施設納涼祭で3校合同ブース設置といったアイデアを披露した。
これに対し、「看取り体験談は命の尊さを知ってもらう機会になる。社会人講話で話してほしい」と那須野校長が要望するなど、各校長、副校長から、さらなる連携に向けたアイデア等が次々と飛び出した。
生徒や教諭の実習なども
同施設と横浜緑園総合高校との間で昨夏に始まった「老学連携」は、座談会に参加した3校のほか岡津小、緑園東小などに拡大。同施設や各校の行事やボランティア活動などで交流・活動が続いている。
高校生の介護実習、部活動訪問、教諭の社会体験実習、大学生の介護実習なども行われており、本紙コラム「老学連携」で8回掲載している(次回掲載は次号を予定)。過去のコラムは本紙HP【URL】http://www.townnews.co.jp/0107/column/で閲覧できる。
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