「あすの泉区を想う」【7】 市政報告 教訓を生かす防災・減災対策を 横浜市会議員 民主党 ふもと理恵
東日本大震災において被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。発災直後は救援物資を北茨城市にお届けし、その後、校庭の放射能除染の状況や、「自己完結型」がれき処理などの視察を行ってまいりました。改めて、地震大国にくらす私たちが、防災・減災に取り組む重要性を痛感した一年でした。
■市へ緊急 提言を提出
都市型大地震の発生も現実的なものとなっているなか、民主党横浜市会議員団では、防災政策プロジェクトチームを立ち上げました。昨年9月には、防災計画の見直し、各機関・自治体間連携、市民への情報提供、耐震改修プラン等々19点にわたっての「横浜市防災政策に関する市長への緊急提言」をまとめ、林市長に提出しました。2月に回答を得ましたが、これをもとに各種計画が着実に実行されているのかチェックし、新たな課題についての提言も行っていかなければなりません。
■地域から考える 防災・減災
災害発生時にはまず「自助」、そして「共助」が大切です。泉区地域協議会では「地域住民一人ひとりでできること、地域組織ができることを着実に実施していくことが大切」と答申を出しています。
私はこれまで、連合自治会町内会や、各自治会町内会の防災訓練に参加をして、役員や地域防災拠点管理運営委員会が工夫した防災訓練を行おうと努力されている熱意を感じています。地域ごとに特徴があるため、画一的・一律的ではなく、各地域の実情に応じた防災訓練を創意・工夫することが大事です。また、要援護者支援対策を充実させたり、女性、高齢者、障がい児・者の視点を入れた地域防災拠点の運営なども考えたりしておかなければならないと思います。
泉区には一時避難場所や、6ヵ所の広域避難場所と24ヵ所の地域防災拠点、7ヵ所の医療救護拠点があり、地域資源の災害応急用井戸として指定されている井戸が500ヵ所以上あります。これらの場所と、人と、資機材などを有機的に結び付けていくには泉区の「公助」が必要です。
私は、皆様のご意見を泉区防災計画に反映して「すみよい安心な街づくり」の実現に今後も取り組んでまいります。
■横浜市会議員ふもと理恵
【電話】・【FAX】801・8739
【URL】fumotorie.com
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