神奈川県養豚協会の2012年度肉豚共進会(農林水産祭)で、最高位の名誉賞3点が区内から選出された。同賞を受賞した横山養豚(和泉町)の横山正至さんと横山清さん、横浜泉種豚組合の小島正明さん(中田東)らが、オークラフロンティアホテル海老名で8月3日に開催された授与式で表彰された。
肉豚の資質向上による養豚の推進や養豚経営の安定を図ろうと、県の後援、市町村とJAの協力で開催されている同共進会。今年度は県内から92組(去勢、雌各1頭で1組・複数可)の出品があった。
審査は県家畜集合センター(綾瀬市)と横浜市中央卸売市場食肉市場(鶴見区)で4月に行われ、名誉賞のほか優秀賞7点、優良賞10点、特別賞(後継者の部ほか)2点が選出された。
名誉賞を受賞した横山養豚の横山正至さんは特別賞と副賞で農林水産大臣賞、県知事賞ほかを、横山清さんは優秀賞と副賞で農林水産省生産局長賞、県畜産会会長賞ほかを受賞。
横山養豚には約4000頭の養豚がいて、月700頭ほど出荷している。「海外産の安い輸入品に負けない、脂の質の向上など努力している」と横山清さん。
同じく名誉賞の小島さんは副賞で関東農政局長賞と県議会議長賞を受賞。「うちの規模は小さいのに、選んでもらえるだけで光栄」と話した。
区内からは石川義直さん(和泉町)が優秀賞(副賞で日本養豚協会会長賞と県農業会議会長賞)、石川久義さん(和泉町)が優秀賞(副賞で県配合飼料価格安定基金協会会長賞)、横山養豚の横山拓生さんが優秀賞と特別賞を受賞した。
区内の養豚は食品循環資源(学校給食等・事業系食品)を飼料化した飼料と小麦・トウモロコシ等を混合給与して育てられた「はまぽーく」のブランド名で流通している。肉質良好といわれる豚肉は、ゆめが丘駅前の「ハマッ子」ほかJA横浜の農産物直売所などで購入できる。
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