道幅が狭く見通しの悪い市道に歩道を――。下和泉連合町内会は9月19日、泉区役所を訪れ、同地区を縦貫する市道449号線(延長約2Km)の歩道整備に向けた要望書を高橋和也区長と松田宗純泉土木事務所長に提出した。
区南西部を通る同市道は萩丸交差点で県道阿久和鎌倉線(かまくらみち)、赤坂橋交差点で環状4号と交差する、藤沢・湘南台方面への主要道。昭和20年代に整備され、一部で改良工事が行われたが、道幅が狭く、見通しの悪いカーブがある。特に藤沢方面へは長い下り坂となるため、スピードを上げて走る車がみられる。
同市道周辺には下和泉小学校や地区センター、地域ケアプラザなどがあるが、歩道が整備されているのは地区センター付近の一部。同校スクールゾーンへのカラーベルト設置といった交通安全対策が進むものの、同市道の歩行は児童にとって危険と、同校は同市道を通学路に指定していない。
歩道整備の要望は同連合で数年前から出ていたが、4月に京都・亀岡市で発生した通学中の児童や保護者を巻き込んだ交通事故を機に、同市道への歩道整備の重要性が高まった。
同連合は7月〜8月にかけ回覧方式で署名4493人分を集め、佐藤俊男同地区連合町内会長と小森谷克己同地区経営委員長の連名で要望書を提出した。
地区センター周辺約100m区間を最優先で整備、歩道を設けることなどを記した要望書に対し、高橋区長は「地域の皆様にとって特に重要な課題だと認識しており、重く受け止めている」とコメントした。
泉土木事務所は要望箇所の事業化を早期に図る必要性を認識しており、市の25年度予算に事業費を要求するほか、道路用地取得に向けた関係地権者への協力要請をしていくとしている。
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