横浜市の救急出動が11月18日現在、14万7533件(前年比1806件増)で、6年ぶりに最多更新した昨年の年間出動件数を上回りそうなペースで推移している。一方、泉区は同日現在、5451件(同205件減)で、市内で最も出動件数が減っている。
市の区分でみると、交通事故等による出動が減る一方、急病が9万8663件(2460件増)と一般負傷による出動増が目立つ。
今年上半期の救急出動は、前年より軽傷の割合が減り、中等症・重症以上の割合が増加した。年代別では、65歳以上の高齢者が3万7489件(同2054人増)の52%で過半数超となり、近年の高齢者搬送増加がより顕著になっている。
横浜市は2008年10月から「横浜型新救急システム」の運用を始め、119番通報の聴取内容から緊急度・重症度の識別(コールトリアージ)を実施するなど、出動減に向けた取組みを図っているが、高齢者の増加もあり2009年から増加に転じている。
今年1月現在の市内高齢化率は20・4%。1位の栄区と2位の旭区で増えたが、5位(23・1%)の泉区は減少した。
泉消防署は「緊急性のない人をファーストタッチで判断するコールトリアージや救急車適正利用の広報活動が泉区で浸透しているのでは」と話している。
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