泉消防団(飯島孝夫団長)の大規模災害対応総合訓練が2月23日、戸塚自動車学校(新橋町)で開催され=写真、区内5分団から85人が参加した。
東日本大震災で地元に精通した消防団の活躍などが評価され、改めて消防団の重要性が認識されている昨今。巨大地震などの災害により火災が多発し、延焼拡大したとき、公設消防だけの活動では限界があることから、被害想定を前提に同訓練が計画された。
同訓練は、いつでも大規模災害に対応できるよう、基礎的な技術の維持向上を踏まえた実践的な訓練としても捉えられた。
飯島団長は訓示で「消防団に寄せられる期待が大きい中で、成果を発揮してほしい」と呼びかけ、高橋和也区長は「初期消火で大火を防ぐことができる。大きな災害への総合力を発揮してほしい」と、大貫芳夫泉区連合自治会町内会長会会長(泉火災予防協会長)は「訓練開催は地域にとってもありがたい。消防団は大きな組織力があるので、より団結し、大きな力を発揮してほしい」と述べた。
訓練は、倒壊した建物に取り残された人をチェーンソーやロープ、ストレッチャー、担架などを使って救出、複数のホースをつなげての火元への放水、AED(自動体外式除細動器)を使った心臓マッサージなど。緊迫した中で、団員同士の連携を深めた。
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