神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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泉区版 公開:2013年4月25日 エリアトップへ

4月から泉区長に就任した 下村直(ただし)さん 横須賀市在住 56歳

公開:2013年4月25日

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泉の魅力に可能性感じ

 ○…区役所のすぐ側を和泉川が流れ、区長室の窓からは丹沢山地を望むという自然を身近に感じる環境で、「気分一新の生活が始まる」と笑顔を見せる。「人情がある。人々が地域のことを思っているのが伝わってくる」と、泉区民の魅力を早くも感じ取ったようだ。昔から住んでいる人と、新たな「ふるさと」として住み始めた人との調和が取れていて、町全体が良い方向に向いていると、区の今後に期待する様子が伺えた。

 ○…出身は徳島県。高校時代は部活動で人形浄瑠璃に取り組んだ。このことを話すと驚かれるといい、「地元の伝統芸能が今でも若い世代によって受け継がれて行く土壌がある」と嬉しそうに話す。大学では土木・建築を学び、都市計画の分野を専攻。研究室の教授に、学んだことを生かせるのが首都圏で、「君には横浜が良いのでは」と勧められ、横浜市役所に就職した。

 ○…1981年に横浜市役所入庁。企画調整局(当時)でみなとみらい地区や港湾開発、市道環状2号線、象の鼻パーク整備等に携わった。「自分が関わった町が、賑わっている様子が見られて幸せ」と仕事の醍醐味を噛み締める。2年前の東日本大震災では、横浜港の潮位が上がるという事態を目の当たりにし、防災を始め、向き合うべき課題があると改めて感じた。

 ○…休日は家族とともに芸術鑑賞やコンサート、スポーツ観戦を楽しむ。首都圏の良いところは、そういった場が多く「生に触れられること」。幼少の頃は、テレビや新聞は白黒で見るのが普通だった。父にねだって大阪球場でナイターを見たときの、鮮やかなカクテル光線が目に焼き付いている。横浜にも、その土地ならではの個性があるので、泉区の子どもたちには地域の良さを感じ、存分に可能性を広げていってほしいと実感を込める。いずみ歌舞伎や岡津太鼓など「区独自の伝統文化が今後さらに発展していけば」と近い将来を見据えた。

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