パソコンボランティア泉の代表で、葛野コミュニティハウス等で講師を務める 平田 重賀さん 中田南在住 84歳
パソコンとは無縁だった
○…パソコン初心者の区民に学習支援を行うため2006年4月に設立したボランティア団体で発足当初から会長を務める。葛野、中田、新橋、上飯田の各地区で初心者向けの教室を開くほか、泉ふれあいホーム等で自主活動を行うサークルへの講師派遣なども行う。自身は葛野と泉ふれあいホームで講師を務める。
○…横須賀市出身。軍人だった父の転勤により函館や横須賀、東京都内を転々とした。15歳で広島陸軍幼年学校に進学したが、終戦となり家族が疎開する山形県の中学校に。横浜工業専門学校(現・横浜国立大学工学部)応用化学科を経て、東芝に就職し、電子管(真空管)開発工場(川崎・姫路)、事務機、化学材料部門で56歳まで在籍した。野球・ノンプロ全東芝や工場軟式野球部に所属し、姫路工場では監督を務めた。
○…パソコンとは無縁だったが、69歳で「完全リタイヤ」すると、シルバー人材センターのパソコン教室で学び、泉・戸塚の両区で区主催のパソコン教室で講師を務めた。当時はIT化の流れで2時間の教室を5回開催するほど盛況だった。5年で教室が終了すると「せっかく集まったのだから」と有志が集い、中田コミュニティハウスでワード講座等を始めた。
○…近年はインターネットに特化したサークル活動が主体。集団から個別対応に変わり、生徒のニーズに合わせた独自の教材を用意する。若手によるサークル運営も盛んで、泉ふれあいホームで行う「もの作り広場」で名刺やフォトムービーの作成など、新たなものも取り入れる。サークルはなるべく若手に任せたい思いがある一方、「みんな頼りにしてくれるし、生徒の対応が楽しい」と、前線にいたい気持ちも。毎朝5時半に起床し、近所を15分ほど歩き、ゴルフ練習場で午前中に50〜60球「打ち」、午後は囲碁クラブで暇さえあれば「打つ」のが主な日課だ。サークルでの次なる一手にも期待がかかる。
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