下和泉小が創立40周年 11月2日に記念式典
1974年(昭和49年)4月1日に創立した下和泉小学校(泉区和泉町2253・高倉寛校長・児童数495人)が40周年を迎え、11月2日(土)に記念式典を開催する。午前の部で1期生の田子まさよさんが開校当時の様子を語るなど、節目を祝う。
開校時は校舎が未完成で、中和田南小の17教室とプレハブ9教室を借りてのスタートだった。同年8月20日に校舎が落成し、待ちに待った新教室に夏休み明けの児童たちから喜びの声が上がったというエピソードが残っている。
同小の校章は当時の5年生、吉田弥生さんのデザインで、B棟の校舎から実際に見られる「富士山」と「泉」をかたどった。78年10月の創立5周年のとき校歌が制定された。3度の学区変更等を経て現在に至る。卒業生総数は5327人。
11代目となる高倉校長は、着任して3年目になる同小の特徴を「田んぼや畑など環境に恵まれ、子どもたちも素直でのびのびとしている」と話す。実際に手で触れ体験し、実感を伴った学習を目指して3年前から始めた田植えは、地域の人に手伝ってもらい交流しながら自然について学ぶ機会となっている。エコ自動車や福祉車両に接する機会を設ける出前授業といった、児童の興味関心を高める授業など様々な取組みを続けている。
児童の活躍のフィールドをより広げようと高倉校長が着任後、「特別合唱クラブ」や「特別運動クラブ」を立ち上げた。長縄跳び大会に出場する際、練習内容は児童の意見を重視するなど「子どもたちのやりたいという自主的な気持ちを大事にしている」と高倉校長は話す。
式典は2部構成
記念式典は学校関係者や児童が中心の式典と同校歴代PTA会長や地域住民らが参加する祝賀会の2部で構成する。
祝賀会で祝辞を述べる下和泉連合町内会の佐藤俊男会長は「今年は学校で行った夏祭りの新たな催しも成功し、子どもたちの参加も多かった。狭くて危険な通学路などの解決に向け、学校との関係をより密にしていきたい」と話し、今後も地域として見守っていく。
式典実行委員長を務める鈴木進PTA会長は「今回は記念誌作りに力を入れ、学習にも使えるようなものができた。40周年は式典当日で終わりではなく、来年3月頃まで様々な記念行事を行っていく予定」と話し、周年事業を盛り上げていく。
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