森元首相が講演 親善病院150周年事業
国際親善総合病院(山下光理事長、村井勝病院長・西が岡)の創立150周年記念講演会が1月11日、泉公会堂で開催され、元内閣総理大臣の森喜朗氏=写真=が「わが人生」をテーマに特別講演を実施。定員いっぱいとなる600人が森節に耳を傾けた。
森氏は首相に就任した2000年4月、前立腺がんの疑いと診断され、翌年に村井病院長(当時・慶応大学病院勤務)から内視鏡による手術を受けたことなどが縁で今回の講演会が実現。冒頭で森氏は「村井先生に一命を救ってもらった」と謝辞を述べた。
当初は昨秋に同講演が行われる予定だったが、2020年の五輪開催地が決定するブエノスアイレスに森氏が行く時期と重なり、今年に延期された。
森氏は小渕政権後に首相になった経緯や前立腺がんとの闘病生活、父親に助言された「滅私奉公(めっしほうこう)」を実践していること、早大ラグビー部のエピソードなどについて話した。自身の人生を逆境を乗り越えての繰り返しだったという森氏は「痛い目に遭いながらどう乗り越えていくか、人生を学んでほしい」とも述べた。
同公演では村井勝病院長が「国際親善総合病院の歴史とこれから」をテーマに、病院誕生の経緯や現在地の西が岡への移転など、沿革等について話した。
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