ズーラシア 「ありがとう、レイラ」 国内初のオカピ 急死
よこはま動物園ズーラシア=旭区上白根町=で、同園の顔としても親しまれていたオカピの「レイラ」(雌・17歳)が2月1日に死亡した。展示場前には2月16日まで献花台が設けられた。死因は調査中。
前日までは展示場にもいたレイラだが、1月30日から餌を食べなくなり、排便もほとんど見られなくなったという。治療を続けたが、急死した。
レイラは国内初のオカピとして日本に来た2頭のうちの1頭。同園の開園に合わせて、アメリカから雄の「キィァンガ」(現在は金沢動物園で飼育)と1997年に来日。3年後、アジアで初めて繁殖に成功し、「ピッピ」(雌)を出産。その後も2頭を出産(1頭は誕生間もなく死亡)するなど国内での繁殖に貢献していた。現在、国内では6頭が飼育されている。
一緒に成長
「おだやかでおっとりした女の子でした」と話すのは、レイラがズーラシアを訪れて以来、飼育してきた須田朱美さん(40)。来たばかりのレイラは153cmの須田さんと同じくらいの大きさだったが、みるみるうちに大きくなっていったという。「どんどん追い抜かされちゃいましたね」と笑う。「一緒に開園を迎えた思い出深い子。17年間、一緒に成長してきた。ありがとうの気持ちでいっぱい」とレイラを偲んだ。
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