駅からいずみ遊歩シリーズ53 泉(オアシス)探訪 いずみ野駅から変電所北側を行く ※協力・オアシス21世紀の会
相鉄いずみ野駅北口を出て、泉図書館からいずみ野中学方向に歩く。昼休みの校庭は、皆元気で楽しそうだ。さらに、秀英高前を右折、道なりに進む。左手の林は立春直後、寒緋桜の蕾でいっぱいだった。
右側は京浜変電所の正面入口である。昭和35年頃の開設のようだ。久里浜のパワープラントから、27万5000ボルトの2系列が送電されてくる。
これが多数の送電線、地下ケーブルにより、県央、横浜市西部のサブステーション、そして川崎、都内の幹線にも接続している。
ここから家庭用電源、動力が供給されており、まさに泉区の心臓部といえる。重低音の振動とスパーク音を体に感じながら、コンクリート壁づたいにゆるやかな坂を登りきると、幹線道路に出る。
治承4年(1180年)、源頼朝が鎌倉と府中を結ぶ街道として整備した、かまくら道(県道402)である。
道路の向かい側の新橋バッティングセンターから打球音が響く。長閑(のどか)で平和な昼下がりの散歩でした。
(文・写真=村上和治)