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泉区版 公開:2014年4月17日 エリアトップへ

泉図書館長に就任した 畑澤 智さん 平塚市在住 60歳

公開:2014年4月17日

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「生活に近い施設」として

 ○…横浜市職員として環境保全対策に取り組んだ34年間を全うし3月末に定年退職、4月から泉図書館長に就任した。「図書館は市民の生活に近い施設。本を通じて文化や教養を得てほしい」と話すとともに、「仕事や家事で忙しい人も多いだろうが、ここに来れば何か情報が得られる、という気軽な気持ちで利用してほしい。ツールとしての役目を果たせたら」と区民に呼びかける。

 ○…「幼い頃の記憶は、いろんな場所に引っ越したこと」。東京都で生まれ、農林省(当時)職員だった父親の転勤で各地を転々とした。静岡県浜松市では「自然しかない、奥の方」で川遊びや昆虫採集をしてのびのびと過ごした。関東に戻った中高時代は大気汚染等の公害が問題になっていた時期で「田舎と都会を行き来し両方知ったことで、環境問題や保全について興味を持つようになった」。大学で無機化学を専攻し、院でさらに研究に取り組んだ。

 ○…1980年、横浜市入庁。下水道局や資源循環局などで大気汚染や騒音、排水の規制等に力を注ぎ、環境保全部長を2年間務めた。環境省に出向し、自動車公害対策を関係省庁に働きかけたことも。東日本大震災のとき、国家資格「第1種放射線取扱主任者」を持つ数少ない技術職員として、市対策本部が立ち上がるまで奔走。職員600人に放射能の測り方やデータの読み方、除染方法などを伝え、市民の電話に対応した。「この資格が役立つようになってはいけないと思っていたが」と当時の緊迫した状況を振り返り、「横浜は組織としてスムーズに動けた方では。市民の安全を考え、裏方として影から支えようと思った」と多忙な3カ月間を噛み締めた。

 ○…丹沢山地を望む平塚市に昨年移住し、自宅から5分ほどの場所で富士山を撮ることが楽しみの一つ。夫婦で可愛がる3匹のパピヨンと自然に囲まれながら、館長としての新生活をスタートした。

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