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泉区版 公開:2014年5月22日 エリアトップへ

阪口 道子さん 緑園在住 53歳

公開:2014年5月22日

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「聞く力」楽しく身に付けて

 ○…泉図書館で5月23日から始まる5回連続講座「親子で楽しむわらべうた」の講師として、身近なわらべうたの楽しさや奥深さ、親子のふれあいの時間を提案する。「お母さんと赤ちゃんの居場所を作ってあげたかった」。連続講座が始まって6年が経つが、参加者が途切れることはなく、「お母さんたちの間で広がっているみたい。わらべうたの魅力は本当にたくさん」と目の奥を輝かせる。

 〇…三重県出身。「高3で将来の夢を初めて真剣に考え、自分に合っているのはこれかなと思った」と愛知県の大学で幼児教育を専攻。絵本を持寄って紹介する授業で「絵本の選び方」に興味が湧いた。「絵本も何だっていいわけじゃない。食べ物と同じで、良いものを知っていることが大事」。子育ての傍ら、小学校の非常勤講師として児童と接し、「子どもによって聞く力に差があると感じた。説明してもきょとんとしている子もいる。学校に入る前に、聞くことの楽しさを伝えたい」と動き出す。

 〇…絵本の読み聞かせのなかで、わらべうたを入れたら良いのではと思い立ち、鎌倉市のわらべうた遊びの団体「ととけっこーの会」に参加し貪欲に知識を吸収。「お母さんたちが赤ちゃんに歌を歌えるよう、覚えてもらうためには定期的にやった方が良い」と図書館での連続講演を提案した。「言葉に音が乗っているのがわらべうた。遊びの中で覚えたり息を合わせたり、聞く習慣が自然と身に付く」と話す表情は充実感に溢れている。

 〇…講座で出会った母親たちとはその後も「絵本を100冊読む会」などで交流が続き、「若い保育士さんやお母さんたち、わらべうたの会では自分より年上の人と会い、良い刺激を受けている」という。最近は「ライアー」と呼ばれる弦楽器を趣味で演奏するなど、新たなものにも挑戦し続けており、穏やかな物腰のなかに止むことのない意欲を垣間見た。
 

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