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泉区版 公開:2014年6月12日 エリアトップへ

TKМ(戸塚共立メディカルラグビーフットボールクラブ)でキャプテンを務める 鈴木 育美さん 藤沢市在住 24歳

公開:2014年6月12日

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何度だって立ち上がる

 ○…昨秋に膝の古傷を手術。現在は練習に参加できないが、だからこそ見えてくるものがある。「単なる仲良しグループでなく、時に互いを叱りあえる関係がチームを強くする。そのためにも、選手間の壁を取り壊さないと」。キャプテンとして重視するのはコミュニケーション。プレー以外でもできることをと、積極的な声掛けを図っている。

 ○…中学、高校とバスケットボールに打ち込んだ経験を教員として伝えようと、日本体育大学へ。部活動もバスケットボールを考えていたが、一般入試の学生が所属できるのはBチーム、いわゆる裏方だった。「やっぱりプレーで活躍したい」。他の道を探り、ラグビー部に行きついた。「他は上下関係が厳しいなか、和気藹々とした雰囲気。先輩に日本代表がいたことも励みだった」。それまで未知の競技だったが、「ボールを持っていない時も体さえあれば相手をなぎ倒せる。自分を殺して仲間を生かすことが魅力」。持ち前の運動神経の良さもあり、学生時代から日本代表として召集されるまでに成長した。

 ○…試合が終わり、気がつけば体中青あざだらけ。「体重が落ちれば体力も落ちる」とダイエットには縁遠く、練習後はバナナなどの補食をとり、食事は栄養バランスを第一に考える。どこまでもラグビーにストイックな一方、試合前に聞く音楽は大好きな男性アイドルグループ。「キラキラしていて」と珍しくはにかみながらも、「コンサートに行きたいけれど、試合が大事。ラグビーは今しかできないから」ときっぱり。

 ○…チームを運営する医療法人横浜柏堤会の施設で働きながら、ラグビーに励む日々。チームメイトの約半数は社会人になって初めてラグビーを始めた選手だ。「初心者でも力を合わせれば強いことを証明したい」。個々の能力に頼らず、何度つぶれても、何度でも立ち上がり、チーム一丸でボールをつなぐ。めざすのは、そんな泥臭いスタイルだ。

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