5月17日から25日に三ツ沢陸上競技場ほかで開催された第52回神奈川県高等学校総合体育大会の女子100mハードルで、松陽高校3年の鈴木美帆さんが準優勝に輝き、昨年に続き関東大会の切符を掴んだ。
鈴木さんは14秒台で予選を突破すると、決勝で14秒35と自己ベストを更新して2着に。2年連続で関東大会への出場を決めたが「強化練習で知り合った仲間に負けたのが悔しい」と向上心の強さを見せた。
中学校で陸上部に入部し、競技を始めた鈴木さんは当初、800mの選手だったが「小学校の体育で男の子に勝ったのがきっかけ」で伸び代があると判断し、ハードルの道に進んだ。
同校では1日3時間の練習を週6回、毎日続けてきた。顧問の石川勝教諭が「自己管理に長けている選手」と話すように、3年間大きなケガや故障をすることなく過ごしてきた。
昨年は2年生ながら同種目で県4位。関東大会に初出場して予選を突破するも、準決勝で惜しくも敗退した。ハードルを跳んだ着地時に足が曲がる癖を直しながら新人戦で再び県4位になり、上位入賞者が参加する県の強化練習会に参加。高いレベルでライバルたちと凌ぎを削り、更なる技術向上に励んだ。
鈴木さんは大会のアップ前に音楽を聴くのがルーティンといい、最近気に入っている曲はGReeeeNの「僕らの物語」だ。今大会でも大好きな音楽で気持ちを落ち着かせ、試合に臨んだ。
10月には日本ジュニア・ユース選手権も控える。2年時にはユースの標準記録を突破したが、高校3年生と大学1年生が対象のジュニアの標準記録は14秒20で、まだ参加資格はない。「この記録を越えて関東の6位に入りたい」と意気込む。
関東大会は6月20日から23日に、相模原ギオンス(相模原市)で行われ、各種目の上位6人が全国大会に出場することができる。
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