社会福祉法人くるみ保育園(田中俊雄理事長兼園長・下和泉)が8月30日、創立50周年式典「感謝の集い」を同園で行った。近隣の小中学校長や元職員ら関係者約100人が集まり、半世紀を駆け抜けた同園を祝った。
お世話になった方々への感謝の意を込めたこの集い――。田中理事長の描いた記念樹や孫の絵が廊下を飾り、会場には日頃使用する教室やテーブルが用意された。「園児になった気持ちで楽しんでほしい」という田中理事長のあいさつで始まり、50周年を記念して父母会から寄贈された舞台幕が開き、オープニングショーが開幕した。園の改築や食品の納入に携わる営繕や物納関係者らに感謝状が、永年勤続(10年)として田中淳一副園長ら8人の職員に表彰状が贈られるなど、終始和やかな雰囲気で会は進んだ。
式典には佐藤俊雄下和泉連合町内会長、清水城太郎元泉区連合自治会町内会長、西ヶ谷保秀泉区社会福祉協議会長らが来賓として招かれた。初代理事長兼園長を務めた田中シヅエさんや元職員、卒園生らも参加し、中には40年ぶりの再会もあった。「横のつながりがあるアットホームさが園の特徴」と職員は話す。
また創立30周年時に行われた大相撲くるみ場所をきっかけに、当時「琴の若関」として訪問した佐渡ヶ獄親方も20年ぶりに園を訪れ、祝辞を述べた。
職員から理事長へアルバムのプレゼントなども送られ、最後は園歌「こころにたいようを」を斉唱した。
くるみ一家
同園は田中理事長が34歳で設立。モットー「心に太陽を/くちびるに歌を」の通り、のびのびと駆け回る園児たちは現在1歳〜5歳125人が在籍し、卒園児は2400人を超える。
50周年に合わせて記念誌も作成され、田中理事長は「地域の皆様に支えられている。くるみの輪を深め、乳幼児の育成に努めていきたい」と話した。
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