浪曲にどっぷり 地区センターで公演
女流浪曲師による口演会が10月14日、中川地区センターで開かれた。浪曲とは、啖呵と呼ばれるセリフを独特の節に乗せて物語を伝える伝統芸能。江戸の後期から明治中頃に確立されと言われている。
この日は、浪曲師の花渡家ちとせさんと曲師(三味線)の馬越ノリ子さんが登場。親子の情愛を描いた「神田松」と夫婦の愛情がテーマの「伊達家の鬼夫婦」の二席を披露した。ピンクの布がかけられた演台に袴姿の花渡家さんが登場すると集まったおよそ50人の観客からは大きな拍手。演目が始まると1人で何人もの人物とその感情を表現する姿に釘づけの様子だった。
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