「ボランティア事務局」という中和田中学校(金子邦彦校長)の一風変わった部活動が周辺住民の間で話題となっている。主な活動は地域の美化清掃。学校によると、参加生徒も年々増えているという。
15、6年続く同校のボランティア。元は委員会組織で希望者が加入するスタイルだった。しかし、年々参加人数が多くなってきたため、昨年度から部活動へと”昇格”した。主な活動は学校周辺の美化活動。毎朝の校内清掃のほか、金曜の放課後には外回りも行っている。今の時季は落ち葉拾いに大忙しだ。
活動は校内だけにとどまらない。横浜市が進める「ハマロード・サポーター」として、月に1度、立場駅近くの和泉町第二公園の清掃も行っている。たばこの吸い殻など道中では気になるゴミも拾って歩く。「自分たちのまちをきれいにしたい」という中学生の姿に感動し、地域住民から声をかけられることも少なくないという。
顧問の梅原愛佳教諭は「茂みにあるゴミなど、宝探しのような感覚で楽しみながら取り組んでいる」と話す。活動の目印は、PTAの協力を得て作成した青いベストだ。
所属する生徒の多くが他の部活動と兼任していることからもわかるように、部を支えているのは、生徒たちの高い意識に他ならない。茶道部にも所属しているという事務局長の大久保沙耶さん(3年)は、入学時のオリエンテーションでボランティア事務局を知り、入部を決めた。「普段できない経験をすることができ、自身の成長にもつながっている」と話す。
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