泉区さわやかスポーツ普及委員会の会長を務める 渡邊 明さん 和泉町在住 70歳
マンネリが健康の秘訣
○…体験企画などを通じていつでもどこでも気軽にできるニュースポーツを推進し、楽しむ環境づくりを提供するさわやかスポーツ普及委員会。自身はスポーツ推進委員も務め、地区の委員から数えて20年の大ベテランンだ。2月11日にはスポーツセンターで室内ペタンクとインディアカの大会が開かれる。「区内だけでなく、横浜市内から多くの人が参加してくれれば」と期待を込める。
○…現役時代は産業機械の設計に携わり、結婚後に泉区へ越してきたのは今から40年前。まだ戸塚区だった当時を振り返り、「長後街道がやっと舗装されてきたころ。田舎だったね」と懐かしむ。子どもたちが所属する少年野球のコーチを勧められたことが、地域と関わるきっかけだった。振り返れば休日は講習会に参加するなど忙しい日々が続いたが「地域に何か貢献できるチャンスだった。仕事以外の仲間ができたことが何よりの財産」と微笑む。
○…10数種目あるニュースポーツを普及していく中で、まず目についたのがターゲットバードゴルフ。仕事に追われ、なかなかゴルフに行く機会が無かった自身の経験から「これなら気軽に楽しめるし、何よりフルスイングできる」。直感で流行ると感じ、すぐさま地区単位で体験会を開き、事務局長として協会設立に尽力した。「レールを敷くのは楽しかった」。市内に先駆けて誕生した同協会は来年25周年を迎え、会員数は市内随一まで成長している。
○…区民への普及や健康づくりを第一に取り組んできたが、会長の任期は3月まで。「これからは一選手として参加したい」と熱は一向に冷めない。今の時季は志賀高原や蔵王でのゲレンデスキーが楽しみだ。健康寿命が延びている要因に生涯スポーツを挙げ、生活の一部でもあるスポーツを「大いなるマンネリ」と捉える。生涯にわたり親しむことができるニュースポーツに関わり続けることは健康維持の秘訣でもある。
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