和泉町を拠点に活動するSCHフットボールクラブが2月15日に行われた第41回神奈川県少年サッカー選手権大会高学年の部の決勝戦で、リトルジャンボSC伊勢原を1-0で破り、初優勝を掴んだ。
将来日本代表選手となる選手を発掘、育成するナショナルトレセンU-12関東に、昨年中村翼キャプテンと岩崎真波選手が選ばれた同チーム。両選手を中心に、予選から準決勝までの8試合を危なげなく勝利し、決勝に駒を進めた。
「指示が届かないし、選手同士もうまくコミュニケーションが取れていなかった」と田端幸介監督が振り返るように、決勝戦が行われた日産スタジアムには、100人を超える応援団を始め、大勢の観客が集結。大歓声の雰囲気にのまれ、前半はミスが多く、ボールの蹴り合いになった。試合が動いたのは後半残り10分。右サイドからあがったクロスボールを、FWの照井佑亮選手がボレーで合わせて先制。これが決勝点になった。田端監督は「このメンバーでプレーするのは最後なので、勝ちたいという強い気持ちで一人ひとりが動いてくれた」と話す。
仲間を尊重する年代
19人の6年生はピッチ外でも仲が良く、表彰式ではベンチメンバーが賞状やトロフィーを受け取る場面も見られた。今大会を含め、6年生は夏の全国予選を除く大会でタイトルを獲得。1986年のチーム結成以来、初の快挙だった。田端監督は「サッカーが上手いから偉いではなく、個々の良さを尊重し合うことができる代だった」と話した。
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