神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2015年3月19日 エリアトップへ

横浜優秀教員表彰で最優秀教員に選ばれた 斎藤 美紀さん 岡津中学校教諭

公開:2015年3月19日

  • LINE
  • hatena

「感謝」胸に生徒に寄添う

 ○…「岡津の先生皆が評価されたと思っている」。英語科目を担当し、説明よりも視覚や音声面を充実させるなど、英語への興味、関心を引き出す授業を進めていく。岡津中学校で教壇に立ち10年目。学年主任やバスケット部での教育姿勢が評価され、このほど横浜優秀教員表彰で、5人いる最優秀の1人に選ばれた。「これからも変わらず、生徒の横に立って歩んでいきたい」。生徒の思いに寄添う伴走者だ。

 ○…戸塚区出身。中学時代は英語の成績が最も悪かったが、あきらめずに接してくれた先生がいた。不安定な思春期を支えてくれた恩師に憧れ「今度は自分が」という気持ちが芽生える。洋画など英語自体に興味はあったことから、迷わず英文学科に進み、英語教諭を志した。授業では教科書音声や海外の音楽を流すことも。50分の授業は生徒も極力英語のみを使用して「イングリッシュシャワーを浴びせる」のが斎藤流。「結果は今ではなく、将来出ればいい」。英語を好きになってもらうよう他の教諭と情報交換を欠かさず、誰にでも教えを乞う謙虚な姿勢をもつ。

 ○…生徒への思いは部活動も同じ。自身がプレーしていたことから、バスケットの話になると止まらない。応援してもらう感謝の気持ちを大切にし、マナー向上につなげる。卒業生には現在プロリーグで活躍する宮澤夕貴選手がおり、新しい場所で頑張る姿を見るのが楽しみと、部員を連れて毎年応援へ。巣立っていった生徒も変わらずに成長を見届ける姿には、子どもへの愛が滲む。

 ○…今年度は1年生の学年主任を務めた。成長するスピードに驚く日々も「英語やバスケ、好きなことができるのは生徒がいるから。そのことに感謝したい」。口をつくのは周りへの感謝の言葉ばかりだ。春休みはバスケの予定が詰まっているが、表情は晴れやか。労力を惜しまず、授業に部活にと、全力投球で取り組む。
 

泉区版の人物風土記最新6

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市内在住 60歳

3月28日

中山 懐利(かねとし)さん

3月末で閉校するいずみ野小学校の学校運営協議会会長を務める

中山 懐利(かねとし)さん

和泉町在住 86歳

3月21日

平川 一博さん

60周年記念誌を発行した和泉町わかば会の会長を務める

平川 一博さん

和泉中央北在住 70歳

3月14日

成田 はるかさん

昨秋に続き、3月30日に和泉遊水地でのフリマを企画している

成田 はるかさん

上飯田町在住 43歳

3月7日

小松 久子さん

全国大会で実績を挙げている横浜緑園高校軽音楽部を顧問としてけん引する

小松 久子さん

横浜緑園高校在勤

2月29日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook