市立中田中学校硬式テニス部が香川県で3月28日から4日間にわたり開催された「第3回全国選抜中学校テニス大会」で初出場ながら3位入賞を果たした。
全国大会には現3年生の市川璃梨花さん(キャプテン)、染谷優衣さん、北川寧々さん、野村ひよりさん、小木曽美月さん、富所美妃さん、現2年生の森好花さんのメンバーが臨んだ。
大会は1シングルス、2ダブルスの団体戦。初戦の相手は全国トップレベルの選手もいるという優勝候補の高石市立取石中学校(大阪府)。選手たちによると、大会前に組み合わせが分かった時は「負けてもコンソレーション(敗者復活戦)で5位に入れるように」と及び腰に。それでも肩の力が抜けたことで、リラックスして初日を迎えることができたという。
初戦はダブルス1試合目を落としたものの、シングルスで染谷さんが勝利すると波に乗り、ダブルス2試合目で野村さん・森さんペアが勝利をおさめ2対1の勝利で2回戦に進出。その後の高松市立桜町中学校(香川県)、札幌市立向陵中学校(北海道)戦でも、先行されるものの残りの2試合を制す逆転の連続で準決勝に駒を進めた。準決勝の相手は、取手聖徳女子中学校(茨城県)。シングルス、ダブルスと連続で落とし、ここまで全勝だった野村さん・森さんペアも力及ばず3対0で敗れた。一方、中田中を破った取手聖徳女子中は決勝を2対1で制し優勝した。
全国制覇は叶わなかったが初出場で3位という好成績に喜ぶメンバーたち。準決勝まで勝ち続けた染谷さんは「初戦前は緊張していたけど、みんなの応援のおかげで緊張がほぐれて勝つことができた。力まないで練習してきた通りにプレーするように意識した」と話した。またキャプテンの市川さんは「一人ひとりがすごく力を出せていたし、自分たちのプレーができたと思う」と落ち着いた様子で振り返った。
「正直なところ楽な試合は一つもなかった」と話すのは顧問の青木佳三教諭。「中には雰囲気にのまれて緊張し、いつものプレーができなかった選手もいたが、それぞれ自分なりに頑張ってくれた。すべてギリギリのところで競り勝ったのが良かった」と話した。
現在、同部は5月から始まる大会に向けてさらに練習を重ねている。野村さんは「春の大会の方が強い人がたくさん出場するので、(全国大会出場は)難しいと思う」としながらも、「まずは全国大会出場を目指したい」と抱負を語り、笑顔を見せた。
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