神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2015年6月25日 エリアトップへ

市内緑被率、5年間で微減 「保全」追い付かず

社会

公開:2015年6月25日

  • LINE
  • hatena

 横浜市の調査で、2014年度の市域面積に占める緑の割合を示す緑被率は28・8%。09年度の前回調査時29・8%に対し1・0ポイント減っていることがわかった。市は09年度から取り組む「横浜みどりアップ計画」に基づき、緑の減少を抑える取り組みを実施。5年間で527・2haの樹林地を緑地保全指定したものの、目標としていた47%に留まった。

 緑被率調査は、市が300平方メートル以上の緑地の総量の推移を中長期的に把握することを目的に、概ね5年ごとに実施しているもの。14年度の緑被率は28・8%で、09年度調査時の29・8%に対し1・0ポイント減、約40年前の1975年度調査時は45・4%だったことから約4割の緑が失われていることになる。区ごとに見ると、最も緑被率が高いのは緑区の41・4%。栄区(40・6%)、泉区(37・6%)がこれに続く。西区は11・6%で最低だったものの、18区中唯一、前回調査時よりも増加をしている。

みどり税114億円投入

 緑被率が低下する一方、市は緑を次世代に引き継ぐことを目的に09年度から、「横浜みどりアップ計画」を実施。14年度からは2期目がスタートしている。

 主な取り組みは「樹林地の保全」「農地保全」「地域緑化」。事業の財源の一部には、市民と市内の企業から徴収している「横浜みどり税」を活用。14年度までの6年間の事業費約583億円のうち、約114億円が同税から執行された。

 1期目の5年間で緑地保全された樹林地は527・2ha。目標1119haの半分にも満たないが、5年間の年平均は105ha。計画前5年間の年平均20haの5倍となる。また、固定資産税の対象となっている樹林地の面積は、5年間で年平均14ha減。計画前5年間の年平均47ha減と比べ減少幅は縮小しており、一定の成果は見られる。市担当者は「税負担をお願いしている市民に効果を実感してもらえるよう、引き続き樹林地などの保全を進めるとともに、(緑被率には表れにくい)その場に適した身近な緑化事業への助成などにも注力していく」としている。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook