犬のしつけや飼い主の心構えについて、セミナーの講師を務める 遠藤 絵麻さん 和泉町出身 31歳
犬と人との心の架け橋に
○…11月1日はワンワンワンで犬の日。区内の愛犬家にはお馴染みの顔かもしれない。「吠えることには犬からのメッセージが込められています。何の意味があるか考えない限り、改善にはつながりにくいんです」。にこやかな笑顔と明るいトークからは人を引き付ける魅力が感じられる。ドッグトレーナーとして区内外で行うセミナーも大好評で、次回開催の希望の声も多く上がる。2月にも新講座の開講が決定している。
○…トレーナーの道を目指したきっかけは、高校生のころ、譲渡会で引き取った雑種との接し方を学ぼうと参加した泉区での犬のしつけ講座。講師の話が面白く、「自分もこの場に立ちたい」と憧れた。大学に合格していたが、興味のないことを勉強するよりも夢を追いたいと、まずは収入を得るためにフラワー装飾や経理の仕事で資金を稼いだ。会社勤めをしながら、トレーナーとしての勉強を続け、25歳で独立。昨年、憧れだった舞台に講師として登壇。「ついに夢が叶った」
○…夫と日本犬の雑種、トイプードルと暮らす。貰い手がなかなか見つからなかった成犬を引き取った。トレーナーとして勉強をしていたころからそばで見守ってくれていた夫。噛み癖のある犬にも慎重に接しながら、家族として迎え入れてくれたという。「きっと私は犬とかかわっていないと生きていけないんだと理解してくれていると思う」と幸せいっぱいに笑う。
○…「犬って朝夕散歩しますよね。でも理由を知らない人が多いんですよ」。狩猟のために走り、獲物を食べ、次の狩りに備えて休む。そんな本能からの欲求を満たすことで犬の表情も態度も大きく変わるそうだ。また、犬も人と同じように犬種にかかわらず性格も違うため、接し方も個性に合わせることが大切という。「愛犬とのより良い関係づくりのためには、気持ちを理解しないと。その方法を皆さんに伝えていきたいんです」と目を輝かせる。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>