開山から400年を迎えた阿久和山観音寺(梅田保彦住職)で11月7日、記念の法要が行われた。今年は本尊「聖観音像」が33年ぶりに開帳。檀家や多くの地域住民らが駆けつけ、その瞬間を見守った=写真。
同院は1615年(元和元年)、徳川家の旗本である安藤治右衛門正珍(まさとし)によって建てられた曹洞宗の寺院。本尊は「秘仏」として知られる。
本堂で行われた400回忌法要は、雲林寺=戸塚区=の北見秀明住職を導師に厳かに進行。その後一斉に白い布が引かれ、本尊が姿を現した。続いて行われた、膨大な部数の経典を略して読む「大般若転読」では、出席者らが転読の速さに見入っていた。
梅田住職は「ご本尊が見えた時は感動を覚えました。脈々と受け継がれてきたものを、引き続き守っていかなければと思いました」とあいさつ。集まった人々への感謝と、今後の協力を改めて呼び掛けた。
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