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泉区版 公開:2016年1月21日 エリアトップへ

今年30周年を迎える泉区バドミントン協会の会長を務める 甘粕 完治さん 中田西在住 70歳

公開:2016年1月21日

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まずは自ら先陣切って

 ○…「泉区は長年続けている人も多く、試合への参加も積極的。全日本選手権にも十数人が出場するなどレベルも意識も高い」と誇らしげに語る。分区を機に発足し、今年で30周年。当時9チーム約100人だった会員も、今では25チーム約500人と5倍にまで増えた。地域のチームだけでなく、全国を目指す人が集まる強化チームなども設け、それぞれが目的を持ち、競技を楽しんでいる。

 ○…バドミントンを始めたのは20歳のころ。会社のテニス仲間と「雨でもできるから」となんとなく選んだのが運命の分かれ道。「技もたくさんあるし、はまっちゃってね」。バドミントンのとりこになり、仕事後は終電ギリギリまで練習。38歳まで実業団の選手として活躍した後、指導者に転身した。分区前からの役員らで協会を立ち上げてからは「自分が良い成績じゃないと皆にもがんばれとは言えない」と10年のブランクを経て現役に復帰。練習に本腰を入れ、3年目で才能が再び開花。今では全国大会の常連で、ベスト4に入ったこともある。

 ○…藤沢市出身で結婚を機に泉区へ。55歳のときに早期退職し、指導員の資格を取得。さらに自宅で整体院を開き、スポーツ整体なども行う。「故障したときにも役に立てる」と常に頭の中はバドミントン一色だ。孫は6人。自ら教えたい気持ちもあるというが「本人がどうかだね。あと、孫には甘くなっちゃうかもしれない」と照れ臭そうに笑う。

 ○…会員の年齢が上がるにつれ、マスターズなど、新たな大会も開催し、各世代が競技を楽しめるよう尽力してきた。現在はジュニア世代の強化に加え、60歳以上の部を作ろうと模索中。目指すのは、勝ち負けよりも、怪我をせず、健康に楽しめる「生涯スポーツ」としての環境づくり。「スポーツに限らず、何かに打ち込めば、いきいきと健康でいられる」。ピンと背筋を伸ばし、明るい未来を見つめる。

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