東日本大震災を受け、災害時に診療・開局が可能な病院・薬局の目印として黄色い旗を掲出する取り組み。泉区内でも9月26日(月)から3日間にわたる近隣区との合同掲出訓練が初めて実施される。
横浜市では、震度6弱以上の大規模地震が発生した際に、被災を免れ、診療が可能な医療機関と開局が可能な薬局が分かる取り組みを2013年から開始している。災害時の医療提供の体制は緊急度・重症度によって分かれており、区内には中等症に対応する災害時救急病院は6カ所あり、軽症の場合は診療所や地域防災拠点で診療を行う。緊急・重症に対応する災害拠点病院は戸塚区の横浜医療センターなど、市内13カ所が指定されている。
これまで災害時のための備蓄医薬品は地域医療救護拠点に保管されていたが、13年から横浜市薬剤師会の協力により、地域の薬局に備蓄される方法に変更されている。備蓄に協力しているツルヤ薬局(緑園)の石川將一代表によると、拠点に備蓄していたころは、使用する前に期限切れになってしまうものも多かったが、地域の薬局で店内在庫として一定数を管理しながら備蓄することで廃棄となる割合が格段に減ったという。「この訓練が、地域の方に黄色い旗の意味を知ってもらうきっかけになれば」と石川代表は話す。
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