神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

企業とつくる街、横浜(下) 「産学連携」PRの一つに

公開:2016年10月6日

  • LINE
  • hatena
窓口で就職相談をする学生(市大)
窓口で就職相談をする学生(市大)


 企業の拠点を横浜に置くメリットの一つとして、市は「豊富な人材」「人材確保のしやすさ」を挙げる。専門的・技術的職業従事者数の多さに加え、市内にキャンパスを持つ大学は30校、理工系大学・大学院は9校。産学連携の機会にも恵まれていると言える。市経済局誘致推進課の担当者は、「企業と大学が共同研究を行っている例もある。企業側も採用を考える上で大きな要素となるのでは」と話す。

 また、将来的な人材となる学生への働きかけの一つとして、区と大学、企業が一体となって進めている事例がある。1000社を超える企業が集まる臨海工業地帯・金沢区。同区では、区役所と区内2大学(横浜市立大学・関東学院大学)が協力し、若手人材確保のための中小企業活性化に取り組んでいる。若手社員と学生の交流会や、学生視点で企業の魅力をまとめ、地域に発信する「地元企業の魅力(いいとこ)発信プロジェクト」などを実施し、企業と学生の相互理解をめざす。横浜市立大学キャリア支援センターの竹内彌継係長は、このような取り組みについて、「働き方や社会人としてのイメージをつかんでもらう、キャリア形成の場」と説明。現時点で、これらが地元企業の雇用に直結しているとは必ずしも言い難いとした上で、「学生からは視野が広がったなどの前向きな声が出ている。学生のうちからさまざまな企業を知ってもらうことで、社会に出た時に、地域の中小企業なども選択肢になり得るのでは」と話す。市もまた、「企業の誘致を促す上で、金沢区のように、企業と学生間の交流が活発なエリアがあることは、産学連携の上でもポイントになる」とし、取り組みの重要性を強調する。

 企業にとって、横浜はどのような街であるべきか。反対に、そこに住む人たちは何を重視して働くのか。「企業とつくる街、横浜」の歩みは今後も続いていく。

--了
 

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook