横浜市いずみ野地域ケアプラザの初代所長を務める 杉崎 真穂さん 和泉町在勤 44歳
町を知り、期待に応えたい
○…「内覧会に300人。本当にこの地域にとって待望の場所なのだと感じました」と第一声。地域の期待はプレッシャーでもあるが、自身をはじめ、スタッフ全員に向けられたエールと受け止め、全力投球を誓っている。デイサービスはないが、駅前の商業施設内という立地に加え、ケアプラとしては区内初の授乳室も完備。また、乳幼児一時預かり施設も同フロアにある。「ニーズをしっかりと把握し、この場所ならではのやり方を模索していきたい」
○…誰もが住み慣れたまちで安心して暮らせるよう、福祉・保健に関する活動の支援や相談に応じるのがケアプラの役割。年齢に関係なく利用できる地域の拠点だ。先日も活動休止中だった子育てサロンが数年ぶりに復活。「何かやりたいという地域の方の活力を感じる」と話す。もちろん、待つだけではなく、「職員一同、早く地域の皆さまに覚えて頂けるよう、積極的に地域に出向いているところです」とにこやか。
○…いずみ野は、開発で移住してきた人々が介護保険や福祉を必要とする年代になってきている。まずは、高齢世代からの要望が多い体操や歌の会などの自主事業を早急に実施しようと検討中。また現場での経験を思い出してか「介護保険などの制度を理解するのはただでさえ難しいのに、必要とする高齢の方はもっと大変。分かりやすい説明とサポートをしっかりしていきたい」と目に力を込める。
○…市内のケアプラは5館目。地域福祉の相談等を受ける社会福祉士、ボランティア育成や自主事業等を行うコーディネーター、前任の西区での所長と、福祉のエキスパートだ。仕事の息抜きは、歴15年になるスキューバダイビング。友人に誘われライセンスを取ったのがきっかけだが、結局ハマったのは自分の方。月に一度は”ホーム”である伊豆へと出かける。日常を忘れ、ふわふわと浮遊する感覚は「疲れを海に流してくれるよう」とほほ笑んだ。
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