11月11日〜14日に開催された第33回全日本シニアバドミントン選手権大会で、弥生台在住の渡辺直人さん(71)が70歳以上男子ダブルス、緑園在住の小川昌之さん(77)が75歳以上男子ダブルスでそれぞれ優勝した。
これは30歳以上を対象に5歳ごとに部門を設け、毎年開催されている大会。
渡辺さんは、48歳から同大会に出場し始め、過去にシングルス・ダブルス・混合ダブルスでも優勝経験がある。今年ペアを組んで10年目の松井秋男さん(東京都)と大会に臨み、初戦から決勝まで1ゲームも落とさない圧倒的な強さを見せ、ペアとして3度目の優勝を果たした。今回、パートナーが70歳になったことで70歳以上の部門に初めて出場した渡辺さんだが、同部門の上位にいるのは過去に勝ったことのあるペアばかりで「勝つ自信があった」と力強く語る。実は大会直前に体の不調があり、病気と怪我を抱えたままの出場だったが「無理せず丁寧に」を心掛け、ストレート勝ちで頂点に立った。
小川さんは、約30年のブランクを経て69歳で競技に復帰。今回、小山包博さん(神奈川)とのペアで75歳以上の部門に初出場した。4年前にペアで優勝した経験もあり、順調に勝ち進んだが、決勝戦では序盤から一進一退の攻防が続き、思うような試合にならなかったという。「正直なところ6割、7割ほどの力しか出せておらず、1ゲーム目は取られてしまった。だが、相手ペアも好調ではなかったようで無事勝つことができた」と小川さん。試合を見ていた渡辺さんは、不調気味のパートナーを小川さんが懸命にフォローしていたと振り返る。
若いころ、国体の選手として活躍していたという2人。渡辺さんが国体に初出場した際に小川さんが監督を務めていたこともある旧知の仲で、互いの栄誉を笑顔でたたえ合った。
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