泉区認知症キャラバンメイトによる「認知症サポーター養成講座」が12月14日、緑園東小学校で開催された。
同団体は、認知症への理解促進や患者の支援をするサポーターの養成活動などをしており、区内の小中学校でも講座を毎年実施。緑園東小での講座は初で、今回は4年生が参加した。
講座の冒頭で講師の石井正文さんが認知症は誰でもなり得る脳の病気であること、児童らが大人になるころには患者数が現在の倍の920万人になると話すと、次々と驚きの声が。中盤では代表児童らによる紙芝居も行われ、児童は楽しみながら認知症患者への接し方を学んだ。「認知症になって記憶ができなくなったり、なくなったりしても、感情は残る。優しく言葉をかけたり、手助けをしてあげよう」と呼びかけた。講座を終え、児童は「思いやりがすごく大切で、一人ひとりの心遣いが支えになると思った」と感想を話していた。
石井さんは「認知症に限らず、高齢者に対する考え方や意識を持ってもらうきっかけになれば」と話した。
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