神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2017年2月16日 エリアトップへ

ヘルプマーク導入へ(中) 見えない障害を”見える化”

社会

公開:2017年2月16日

  • LINE
  • hatena

 病気や外見からは分かりにくい障害がある人などが、周囲に援助や配慮の必要を伝える「ヘルプマーク」。神奈川県も今年3月末までに導入を予定している。外見からは分かりにくいハンディの一つである「オストメイト(人工肛門・膀胱がある人)」らからなる団体、「横浜オストミー協会」会長の山田初男さんはマークの導入に期待感を抱く。

内部障害認知のきっかけに

 オストメイトが実際にどのようなハンディを持ちながら日常生活を送っているのかについて、知識のない人も多い。そのため山田さんによると、日々の中でオストメイトに対する、周囲の理解が得られない場面があるという。中でも多いのは、多目的トイレの利用時に言われる「健康な人は使わないでください」という指摘。オストメイトは排泄物を一度袋で受け止め、それを専用トイレに流す必要がある。専用トイレは、多目的トイレ内に設置されていることが多い。慣れない人は10分以上かかり、袋から内容物が漏れた時などはさらに時間を要する。「ほかの利用者を待たせてしまい冷たい目を向けられることや、言い争いになるケースもあると聞いている」。ヘルプマークの提示は、そのような誤解やトラブルを防ぐ効果も期待できる。

 横浜市障害者連合会の副理事長でもある山田さんは「障害者には、それぞれの症状や事情がある」と話し、「『ヘルプマークを配ったからそれで良し』としてほしくない」と訴える。大切なのは、さまざまな障害を抱える人が社会で共生していることを周囲が認識することだ。「赤くて見やすいこのマークが、『目に見えない障害』が広く知られるきっかけになれば」    (続く)

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook