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泉区版 公開:2017年3月2日 エリアトップへ

第52回昭和会展で入選、4月に個展を開く 松本 亮平さん 岡津町在住 28歳

公開:2017年3月2日

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動物好きな理系の絵描き

 ○…個展は作家としての自分を見てもらうことが大前提だが、一方で自分自身を振り返る貴重な機会ととらえ、今から待ちきれない様子。見る人をより作品の世界へ引き込もうと、空間全体を使った展開を思案中だ。タイトルは「いきものたちのせかい」。大学院で専攻した生命科学を意識し、そこに物語性を盛り込み、具象化した作品の数々。動物と人物の絡み合う不思議な世界が新鮮だ。

 ○…早稲田大学先進理工学部卒業。同大学院では電気・情報生命を専攻し、現在は重電メーカーに勤務している。休日となれば自宅アトリエにこもり、制作活動に没頭する日々。理系出身、本格的に制作を始めて5〜6年と美術作家としてはやや異質とも言えるプロフィール。それでも近年「世界絵画大賞展」や「昭和会展」などで連続入選するなど少しずつ活躍の場を広げている。丁寧で優しい語り口が印象的だ。

 ○…描きたい衝動をいつもどこかに感じつつも、表現したいテーマが見つからなかった高校時代。美術学校への進学は考えず、幼い頃からの生き物好きを理由に生命科学を専攻した。このとき、手描きのイラストで生体分子の構造やその働きを理解できる表現方法を模索したのが、振り返れば本格的な制作活動の始まりとなった。生物学雑誌の連載で挿絵を担当したのもこの頃。以来、自身の中で「生命の物語」という確かな表現テーマを得て、作品を生み出し続けている。

 ○…動物のフィギュアを見つけると、思わず手が伸びる。部屋にもいっぱいだ。記憶とスケッチ、フィギュアを参考に、主観を交えて描く動物たちは写真起こしでない分、ポーズや表情がユニーク。表現手法の一つと言えばそれまでだが、画面の中の動物たちは大小問わず、同じように細かく丁寧に描かれる。キャンバスからにじみ出る温かさは、”メイン”以外もおざなりにしない、生き物への愛情からくるのかもしれない。

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