高齢者を狙った振り込め詐欺2件の被害を未然に防いだとして泉警察署が功労団体に感謝状を4月11日、授与した。受け取ったのはスルガ銀行横浜弥生台支店の岩間泰光支店長、ファミリーマート弥生台駅前店の金子吉郎店長、そうてつローゼンひなた山店の松浦隆副店長。
1件目は2月27日に発生。コンビニ店内で携帯電話を片手にATMを操作する70代女性の様子を不審に思った金子店長。「振り込め詐欺では」と声をかけたが、女性はそのまま銀行へ。銀行のATM前で通話しながら手続きする様子を不審に思った行員が声をかけ、後から到着した金子店長とともに説得し、被害防止に成功した。金子店長は「未然に防げて良かった。今後も皆で気を付けていきたい」と話し、岩間支店長は「今後もお客様の大切な預金を守るため、特殊詐欺の防止に努めたい」と話した。
2件目は3月6日に発生。店を訪れた70代女性にATMの操作方法を尋ねられ、不審に思った松浦副店長。還付金詐欺の可能性を疑い、警察に通報し、被害を防いだ。「被害を未然防止することができて何より」と松浦副店長は振り返る。
今回の2件はどちらも区や市の職員を名乗る人物から医療保険などの還付金があると言われ、指示を受けたもの。泉署によると、区内で今年発生した同詐欺の被害件数は14件(4月10日時点)で前年より8件多い。則次誠二郎署長は「1人でも被害者を少なくするため、対策に取り組んでいるところ、このように阻止していただき感謝している」と語った。
泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>