今年25周年を迎えた泉区ターゲットバードゴルフ協会の会長を務める 河野 雅彦さん 和泉町在住 80歳
仲間といつでも、いつまでも
○…羽根の付いたボールをクラブで打ち、傘を逆さにした形のホールを目指すターゲットバードゴルフ。約30年前、ニュースポーツとして全国で普及が進められてきた。泉区は活動が盛んで、競技人口は市全体の4分の1にせまる約170人。区協会は市内一番の古株で、今年25周年を迎えた。会員の入会理由は「大会で上位に」「健康のため」「仲間がほしくて」とさまざま。「だからこそ長く続いてきたと思う。自分のペースでやるのが一番」とほほ笑む
○…3代目会長になり10年以上が経つ。始めた当初は区内での競技普及を進める指導員だった。4種あった競技の中で「ゴルフ経験者だから向いているだろう」と勧められ、指導を担当したところ、その魅力にどっぷりはまった。市内でも珍しい常設コースに行けば、必ず誰かいるのが常。約束せずとも自然と集まり、練習が始まる。「興味があれば直接コースに来ても大丈夫。いつでもウエルカム」
○…長年やってきたゴルフも辞め、今はターゲットバードゴルフ一筋。足腰が鍛えられるだけでなく、大会後の懇親会も密かな楽しみ。年齢に関係なく続けられる生涯スポーツのため、80代の選手は珍しくなく、90代後半の人もいる。「元気な先輩方を見るとまだまだ頑張らなければという気持ちになる」。仲間にもらった手作りのボールホルダーを眺める目が弧を描く。
○…海運系企業で輸入に携わってきた。「当時は海外製の大きな製造機器や医療機器を見てびっくりしたもの」。通関士らが交流する友の会の会長を務め、現役世代と話し、刺激し合うのが楽しみだと語る。昔鍛え上げた体は傘寿を迎えた今もなおガッシリとたくましい。毎朝のウオーキングと運動は現在も欠かさないが、健康維持の理由の一つは5歳の孫の存在だ。かわいくて仕方がないようで、遊びに来ると自宅そばのこどもログハウスに行くのが定番。「90歳までは健康でいたいね」と肩を揺らす。
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